既婚子持ちサラリーマン日記。
小説や漫画の感想、スーツや革靴の手入れ、子育て日記、その他雑記。
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下北サンデーズ
作者:石田衣良
出版社:幻冬舎
発売時期:2006年7月
評価:40点
概要:下北沢で活動している10年以上売れない劇団「下北サンデーズ」の舞台を見た主人公の里中ゆいかが、その芝居に感銘を受け大学進学と同時に劇団に加入する。ゆいかの加入をきっかけに「運?」を得た劇団はどんどんのし上がってゆく、というお話。
感想:実在する街の描写や、劇団メンバーそれぞれの個性は、石田氏の他の作品と比べ、なんら遜色はなく、とてもテンポ良く読める作品である。
しかし、折角芝居のお話なのに芝居中の描写が少ないためか臨場感に欠けたり、ゆいか加入前の苦節10年の描写も少ないため成功に対する重みがぼけてしまっている様に感じた。
一番腑に落ちないのは、最後が物凄い駆け足だったことと、予定調和にしか思えないサクセスストーリーである。最初からドラマ化を意識して書かれたもののように感じた。(しかしドラマでは一話短縮打ち切りになり失敗だったらしい…)
石田氏の作品で好きなものは沢山あるが、これについては正直なところ面白くはなかった。作中でも、座長兼脚本家のあくたがわ翼が苦悩する場面があるが、やはり面白い本を書き続けるということはとてもとても大変なことなのであろう。
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