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既婚子持ちサラリーマン日記。 小説や漫画の感想、スーツや革靴の手入れ、子育て日記、その他雑記。
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新編 風の又三郎


作者:宮沢賢治
出版社:新潮文庫
発売時期:1989年
評価:80点
概要:谷川の岸の小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。少年は地元の子供たちに風の神の子ではないかという疑念とともに受け入れられ、さまざまな刺激的行動の末に去っていく。その間の村の子供たちの心象風景を現実と幻想の交錯として描いた物語。
その他、「やまなし」「貝の火」「蜘蛛となめくじと狸」「蛙のゴム靴」「二十六夜」「フランドン農学校の豚」「グスコーブドリの伝記」等が収録されている。
感想: 恥ずかしながら、風の又三郎を読んだのは初めてなのである。あまりにも有名すぎる作品を敢えて読まないのは性格的な問題なのかもしれない。しかしこれだけは何故か知っていた。

どっどどどどうどどどうどどどう
青いくるみも吹き飛ばせ
すっぱいかりんも吹き飛ばせ
どっどどどどうどどどうどどどう

感想を端的に述べると、すごく幻想的であり且つすごく難解だった、である。(頭で考えて読むような作品ではないのかもしれないが…)

それよりも「グスコーブドリの伝記」がとても読みやすく、感情移入できた気がする。
東日本大震災により、今まで人間が築き上げてきた科学の貧弱さ、またその上で胡坐をかいていた人間の怠慢が浮き彫りになった昨今、是非とも読んで欲しい作品である。きっとそれに通ずるものがあると思う。

それにしてもブドリは賢治の分身なのだろうか。



 

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先日紹介したFULTONの折りたたみ傘と一緒に購入しました。

キング・オブ・カフリンクスと称されているらしいサイモンカーター、初めて購入しました。
日本でこそそれなりのお値段ですが(Tateossian程ではないですが)、やはり個人輸入だととてもお買い得です。調子に乗ってまとめて3個頼んでみました。

simon.JPG







通販と言うこともあり、写真と実物とで結構違うなと思ったりもしましたが、結果的には気に入りました。オレンジの箱がとってもおしゃれです。

simon2.JPG







1枚目の写真のセンターのものですが、つけてみるとこんな感じになりました。
シンプルで主張しすぎず、とても使い勝手が良いです。

次回はもうちょっと遊んだデザインのものにチャレンジしたいと思います。




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嫌な天気が続きますね。

今まで長傘しか使っていなかったのですが、降ったり止んだりが多く、電車の中でも気を使うため、折りたたみ傘を購入しました。

FOXのTEL4と今回購入したFULTONのOpen & Close 11 どちらかで、最後まで悩みました。FOXのTEL4は持ち手がワンギー(竹の根)で出来ていて超カッコいいのですが、開いたときの大きさ、たたんだときの小ささ、価格等からFULTONに軍配が上がりました。

fulton1.JPG






これが現物です。
たたんだ時の長さは約30cm程度です。

fulton2.JPG






このボタンを押すと、ワンタッチで開閉が可能です。
使い勝手と言う意味で、これも結構な決め手になりました。

fulton3.JPG






開いたときの大きさは約98cmでした。
折りたたみ傘としては充分だと思います。

FULTONといえば、エリザベス女王陛下御用達ということでも有名で、イギリス国内ではかなりのシェアを誇っているようです。
この商品は日本国内では販売されていないようで、英国のメーカーから直接買おうとしましたが、海外には発送できないと断られてしまいました。しかし諦めることが出来ず、日本へ発送してくれるお店を探してなんとか購入できたので、喜びも一際です。
ただ、結構安い商品ですので、送料>商品価格となってしまうのが何となく嫌で、他にも色々と買ってしまいました。それについても今度紹介したいと思います。

雨の日はどうしても気持ちが落ちてしまいますが、少しでも気分を上げるため、「雨の日ならではのお気に入り」を今後も揃えていきたいです。




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注文の多い料理店(短編集)

作者:宮沢賢治
出版社:角川書店
発売時期:1927年
評価:70点
概要:賢治の代表作である「注文の多い料理店」が表題となっている短編集。その他に「どんぐりと山猫」「狼森と笊森、盗森」「烏の北斗七星」「水仙月の四日」「山男の四月」「かしわばやしの夜」「月夜のでんしんばしら」「鹿踊りのはじまり」が収録されている。
感想:文字通り代表作と呼ばれる本作品だが、記憶している限りでは小学生の頃に絵本で読んで以来である。その時は怖い話だな~くらいの感想であったが、改めて読んでみると深く考えさせられる話である。
お金で何でも解決できる、動物の生命を軽々しく考えるなど、悪い意味での"人間らしさ"を持った東京から来た二人が、逆に動物(猫)に食べられそうになるが、動物(犬)に助けられるという内容で、単純ながらも少し胸が痛い。
見事な皮肉で言いたいことがストレートに伝わってくるが、その皮肉は賢治の持つ劣等感により生み出されたのではないだろうかと考えてしまう。
「すぐに食べられます」からもわかるように、人間と言うのは本当に身勝手な生き物なのである。




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日本以外全部沈没 パニック短編集
 
作者:筒井康隆
出版社:角川書店
発売時期:2006年
評価:75点
概要:表題となっている日本以外全部沈没は、当時のベストセラーであった小松左京の長編小説『日本沈没』のパロディであり、題名の通り日本列島以外の文明を持った人類が住む陸地すべて(チベット、アンデス等の高山・高原地域も残っていることが記されるが、治安が悪くて住めないと、著名人たちに嘆かせている)が沈没してしまった世界を舞台に、唯一の陸地である日本へと殺到する世界の著名人の悲惨な境遇と突然世界で一番偉い人種となってしまった日本人の島国根性による浅ましさを描くブラックユーモア小説である。その他いくつかの短編を収録。
感想:元となる「日本沈没」も本作「日本以外全部沈没」も映画化されているらしいのだが見たことが無い。一言で言うと物凄いスケールの大きさである。かの著名人が沢山出てきており、その登場人物紹介だけでも20ページを超えてしまっている。内容はというと…あまりにも大きなスケールのおかげで、あまり覚えていない(笑)。映画はレンタルして見てみようと思う。
その他、面白い作品が揃っている中で、以下の2作品が最も端的で、思わずニヤッとしてしまうブラックユーモアを感じた。
「あるいは酒でいっぱいの海」と「黄金の家」が特にお勧めである。
両方とも5ページくらいの作品なので、是非ともどこかでこの本を手に取ったときに、真っ先に読んで頂きたい。




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